
「新卒で旅行会社に入社したけど先行きが不安。どういうキャリア展開があるか知りたい。」
そうお思いの方にぴったりの記事です。
一生旅行会社に勤めあげるのももちろん1つ道としてあります。が、転職や副業が当たり前の時代となり、旅行会社退職を前提に勤務なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、4年旅行会社勤めて、旅ブロガーに転身、今は WEBマーケターをやっている僕が、旅行会社勤め後のキャリアの可能性を語っていこうと思います。
4年の旅行会社勤務
(カウンター業務と広報業務を2年ずつ)
↓
旅行会社を退職。旅ブロガーとして活動。
↓
旅行会社とIT企業にてWEBマーケター。
その傍らグラフィックデザイナー/動画編集者として生計を立てる。
旅行会社の勤務後にどのようなキャリアを歩めるのか?
勤務中に何を意識すれば転職しやすいのか?
どんなスキルが身につけやすいか?
なんて視点から、旅行会社勤めのキャリアを徹底的に解説していきます。
現在すでに旅行会社に入社している方はもちろんのこと、入社を考えている方は、必読の内容です。ぜひ最後までご覧ください。
※辛口注意です…!結構辛口で書いたので、苦手な方はここまででお願いします!
平和産業がゆえにいつまたこうなるか分からない
海外旅行の業界というのは、平和産業ですよね。
この事業が成立するためには、日本が平和であることだけでなく、渡航先の国も平和であることが絶対条件となります。そのため、今回のコロナウイルスの収束後、コロナ前の状態に戻るのが一番遅い業界は、海外旅行業界なんて声も聞きますし、そう考えて疑う方はほとんどいないと思います。
今回のコロナウイルスの蔓延のようなこと、誰が予想できたでしょうか?
また、このようなことがいつ起きてもおきてもおかしくありません。
だからこそ、旅行会社の一社に依存してはいけないんです。依存してもよいですが、それは「いつでも、他の会社が自分を欲しがる」人材であることが必須です。
「副業は禁止?だからやれない?」そんな言い訳なんて言ってられません。
幸い日本は生活保護という制度があるので生きられないことは絶対にないですが、明日の不安を持ちながら生きるということは、予想以上に精神衛生上に悪いです。
必死に貯めたお金がただただ減っていくのが辛いという理由で、世界一周中に鬱になる方もいるほど。お金は幸せになるもののツールじゃなくて、不幸せを取り除くためのもの。
企業が個人の生活を保障できなくなることがいつ起きてもおかしくないんです。なので、副業をやってられない。ということは言ってられないです。
話が若干逸れますが…。副業で数万程度稼ぐのはそんなに簡単ではありません。
だからこそ、会社に怒られるほどの売り上げが立つ状態であれば、正直会社に依存しなくても問題ない状態が出来上がっているんですよね。
もう、これはやる理由しかありません。
なので、何も心配せず、どうなってもいいようにスキルを磨くべし。なのです!!!
大問題:旅行会社のキャリアは想像以上に横展開できない
んで、問題なことが1つ。
旅行会社に勤めていても、他の業界に役立つようなスキルが身につきません。
新卒で旅行会社で入社するとほとんどの方がカウンター業務に配属されることとなるでしょう。やることは、数年経っても、同じことの繰り返し。結果、その企業だけに都合のよい人間の出来上がり。
20代〜30代に手に職をつけないと気づければよいのですが…。
40代を超えた方はまじで悲惨です。大してスキルがつかないので、他の業種に転職ができない、なんてことがありえます。同業他社に転職の多い旅行業界ですが、コロナウイルスの蔓延のように、業界ごとダメになってしまうと人生、真っ暗に…なんて話も聞きました。
不況ということもあり、未経験の業種にはどんどん転職しにくくなってきます。他業界への転職が成功したとしても、年収は高確率で下がる時代。
企業も、研修にお金をかけたくないんで、メンバーシップ型からジョブ型と、スキルが前提にアサインされることもありえます。
というか、そもそも正社員ではなく、スキルの高いフリーランスにその部分だけ業務委託する、なんてスタイルも現実的ですよね。働き方が大きく変わる時代。
なので、僕は全力で勤務中にスキルをつけてほしいと思っています。
次の章で、どんな風に手に職をつけていくかを綴っていきましょう。
じゃあ旅行会社勤め時に何をすべき?
旅行会社に入社するということは、旅行が好き、旅行の写真や知識が豊富、という前提でお話を進めていきます!
これらの知識や経験を使って、伸ばしやすいスキルを紹介します!就業時間外にやりやすいものを!
SNSマーケティングスキルを会得
SNSのフォロワーを増やしてみましょう。もちろん買ったり、ズルしちゃだめですよ。真っ向勝負で。
旅行はめちゃくちゃSNSと相性がよいですよね。そして、絶景を載せるだけで多くのフォロワーを獲得できる時代は終わりました。綺麗な写真なら旅行好きではなく、写真家のアカウントを見ればいい。
そのため、どういう立場から、どう差別化をして、どういうコンテンツを作って、どのSNSを使うか?ということを考え抜き、運用しないと意味がありません。(この作業にマーケティングで大事なことがすべて詰まっています)
結果を出し、SNSフォロワーを増やすことができれば、SNSマーケティングも会得完了と同然。
もしジャンルが変わったとしても、やることは他の企業も同じなので、旅行好きに相性がよいスキルの1つがSNSマーケティング。
ブランディングを考えれば、実名や顔を出さなくても問題ありません。プロフ写真がイラストでフォロワー数万人なんて方、ザラにいます!
海外旅行好きなら、旅行経験を豊富ですし、写真もたくさんあることでしょう。
その知見や写真たちをを世の中にどういうふうに見せて、価値を見出してもらうのか?
自分の発信する内容に価値を見出し、今後の発信内容に期待してくれていることが可視化されたフォロワーの数です。
Twitterや、Instagram、YouTubeなどテキストや画像、動画ジャンルは多岐に渡るので、自分にあったものを見つけましょう。
SNSマーケター/コンサルティング
WEBライティングスキルをつけよう
僕がこのパターンなのですが、ブログを書きましょう。
ブログを書くことで、 WEBライティングを学ぶことができます。さらには、SEOの知識をはじめとしたWEBマーケティング周りの知識も蓄積されていくんですよね。
この WEBマーケティングスキルは、旅行以外のジャンルにも生かすことができますので、旅行業界を離れてもまじで苦労しません…。もちろん実績が必要ですが…。
グルメやガジェット等々、旅行以外にも好きなものを見つけて、知識をつけておくと、案件探しが楽ですよ。旅行だけとなると、ライティングできる案件がない時代に大変です・・・・
最初の題材は、もちろん旅行のことで問題ありません。エッセイ形式でもよいでしょう。ノウハウ系でもよいかと思います。
その書いた記事をたくさんの方に届くように徹底的に考え抜いて、結果を出しましょう。そうすれば、きっと旅行会社がどうなっても大丈夫。
WEBライター/WEBディレクター/WEBマーケター
動画編集スキル / 動画マーケを学びましょう
やっぱりこれも大事!
動画編集スキルを身につけましょう。そして、その動画をYouTubeといったプラットホームに乗せてたくさんの方に届ける工夫を凝らしましょう。
その訪れた土地のPR動画を作る勢いで、旅行先の動画を制作なんてすれば、最高じゃないですか。
動画の親和性の高いジャンルはたくさんありますので、旅行業界がダメになっても仕事を見つけることができるでしょう。
編集スキルだけだとレッドオーシャンすぎるので、単価が安く、消耗します。
なので、動画× マーケティングなどスキルを組み合わせて、他の動画編集者と差別化できるようにしましょう。
動画編集者 / 動画を扱うマーケター
すべて自分の活動は目に見える形に残そう
SNSやブログ、動画編集にもどれも言えることですが、自分の実績ややってきたことが形に残ることを意識しましょう。
会社内の活動どうしても、自分の実績というものが見えずらく、外部の方もその人をことを評価しづらいです。
なので、目に見える形で残すんです。
フォロワーなんてその際たる例ですが、目に見えて、実績がわかれば、評価もしやすいし、実力も計りやすいですよね。
ブログなら記事を見ればライティングスキルが
動画なら動画編集スキルや撮影スキルが
SNSならフォロワーや発信内容、そしてエンゲージメントが誰でも見れる時代。
なので、スキルをつけるとともに、形が残るものを制作するようにしましょう。
勤務中には何を意識するべき?
上記で書いてきたことは、基本的に【勤務以外】のこと。
では、上記のことが難しい…という方向けに、「旅行会社勤務中」でも他の業種で役立つスキルを獲得するための道を2つ書きます。
KPI設定&PDCAを回しまくって結果を出すことにフルコミット
カウンター業務ならば、営業スキルを磨きましょう。営業はどんな職種でも必要とされます。ただ、何も実績を残していない、頭も動かさずに仕事していない、なんて論外。
転職時に「どれくらいの営業成績を残したのか?」「そのために何をしたのか?」ということは事細かに聞かれる確率が非常に高いです。
なので!!!!
カウンター業務をしているときは、数字的実績を残すこと、そのために何をするのか?ということを意識して、しっかり日々、日記をつけるなどして記録に残しましょう。
会社の仕事にアサインされるのは、自分の頭で動いて会社の利益を上げられる人。そこを忘れずにやれば、おのずと他の業種でも役立つ営業スキルが身につくかと思います。
とにかく猛アピールして、他の職種に異動
広報や人事などは、他の会社でも共通するもので、ノウハウもある程度通用しますので、異動してスキルをつけるのもありですね!
僕がおすすめなのは、広報!結果としてやれることの幅が広がると思います。
・プレスリリースでライティングスキルを磨ける(Illustratorといったデザインツールも学ぶことができました。)
・SNSの中の人が経験できるのでSNSマーケを学べる
・社内広報を書くのであればインタビュースキルもつく
上記のように、業界に依存しないスキルが身についたから!
フリーランスとして、広報の募集も多数あったりするので、ある程度スキルがついたら、募集に応募するのもありですよね。
使えるものは使って、根回ししまくって、異動しましょう(笑)
僕は、社内の部活にも積極的に参加して、課長クラスとのコネをどんどん作って裏で社内評価ガンガン上げてました。
やれることはいくらでもあります!ぜひできることは全部やりましょう。
学ぶことも大事ですが、実績を出すことも超大事
やるからには、結果を出しましょう。
そのジャンルを学んでいくうちに、どの程度の結果を出せば周りと差別化できる、なんて数字がだいたいわかるようになります。
スキルがあることは大前提で、結果と実績を残すことにこだわりましょう。
新卒というカードを切ってしまった以上、次はスキルを軸にアサインされます。同じスキルを持っている人ならいくらでもいますので、結果を出していないと差別化は難しいです。
なので、スキルを磨くことはもちろんですが、何をしたのか?どれくらいの結果を出したのか?ということもこだわって、日々を過ごすと今後でる結果も変わるのでは?なんて思います。
会社に依存することなく、個の力を磨こう
新型コロナウイルスの蔓延のせいで(コロナ、絶対に許さない)、旅行業界との付き合い方が変わってきたのかな、と思います。
日本以外のことに影響を受けまくるので、とにかく、どうなるか分からない。
今、悲しくも旅行業界に仕事がなく、アルバイトをしたり、転職したり旅行業界を去る方もすくならずいらっしゃいます。
JTBの中小企業化や、 KNT-CTの債務超過など今まで考えられなかったことが起きる状態。
安定とは、企業に勤め続けることでなく、自分を磨き続け、どうなってもまた身ひとつで稼げる状態を作り続ける、という定義に変わりました。終身雇用なんて期待してちゃダメ。
だからこそ、旅行会社にいながらもきっちりとスキルを磨き、勤めている会社が雇ってくれないとなった時も問題なく職場を見つけられる状態を作っておいて欲しいなと思います。
今回、動画やSNSマーケ、WEBマーケを紹介しましたが、どれも簡単に身に付くものではありません。継続は力なりの言葉通り、少しずつでもいいので、毎日何かしかの形で学んでいきましょう!!!!
ということで、旅行会社勤め後のキャリアについて語ってみました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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