「近々ワーホリに海外へ行こうと思っている…!住民票を抜くつもりなんだけど、イマイチ仕組みがわかっていない…!」
そんなことをお思いの方!こちらの記事を読んでいただければ、住民票の抜くことについてや、そのメリットやデメリットが理解できます。
きっとこちらの記事に辿りついてくださった方は、これから長期で海外移住を考えていて、住民票を抜くことを考えている方のはず!!…ですよね??笑
ということで、住民票を日本から抜いて6月にニュージーランドへワーホリへ行く僕から”日本から住民票を抜くこと”の概要についてお話していきます!
ぜひ、最後までお付き合いください。
住民票を抜く=海外転出届を出す!
そもそも、住民票を抜くってどういうこと…?なんて思いますよね。わかります。僕もずっと調べてたのですが、色々言い回しがあって、混乱する…。みたいな現象に陥りました。笑
ズバリ
住民票を抜く=海外転出届を出す
ということ!
手続きも簡単で、混雑していなければ、ものの10分で完了します。その方法を簡単に説明しますね。
住民票の抜き方 詳細▼
場所:住民票を置いている役所
持ち物:身分証明書
方法:国内の転出届と同じ用紙に、【必要事項+転出先にワーホリへ行く国】を書いて提出!
※転出する14日前から手続き可能!
たったこれだけ!パスポートやEチケットも持参しなくていいし、現地での住所の記載も不要!なんて簡単なんだ…!
提出した時点での僕の状況は
2019/3/31付で退職
2019/4/2に提出
6/5にワーホリ出発
※ワーホリ出発は6/5でしたが、海外旅行、留学を挟んでおりほぼ日本にいなかったので、ここの時点で提出しました。ちなみに世界一周で国がポンポン変わるときは最初に行く国を書けば問題ないそう。
また、保険は会社独自というか、旅行会社ならでは?の保険で3/31で保険証は失効していました。保険証を持っている方は必要みたいなので、持っていくと良さそうです。
・・・と住民票を日本から抜くのは、メリットもあればデメリットもあります。ここを理解した上で住民票を抜くか抜かないかの選択をした方が良いです!
住民票を抜くメリットとは?
ズバリ!メリットは、支払うべきお金が圧倒的に減ること!税金関係。
日本は税金上のルールで「属地主義」というものがあり、要は「日本にいれば(住民票があれば)税金は発生しますよ」という仕組み。
なので、住民票を抜くと単純に日本にいないことになるので、税金を支払わなくてよくなるんです。そのことが大きいメリットになるというわけ:D
そこを考えると、僕にとっては圧倒的にメリットの方が大きいので住民票を抜く選択をしました。というかほとんどの方は住民票を抜く印象…!
では、どんな税金(税金じゃないものもあるんですよね)が免除になるのか?そこの詳細を書いていきます!
①次年度の住民税の支払いが不要に
まず大きなメリットが住民税の支払いが不要になります!都道府県と、年収で算出されるのでなんとも言えませんが、おそらく1ヶ月最低1万円はかかってしまうので、最低12万円の支出がなくなる、という大きなメリット…!
・・・ですが、これは2つ、注意点があります。
①支払いが不要になるのは、次年度の住民税
②1年以上の海外滞在のみ
になるのですが、ちょっと長くなるので最後の注意点にまとめて書きますね。
②国民健康保険の支払いが不要に
住民票を抜くと、そもそも加入ができません。
なので、国民健康保険の支払いも不要となります。これも大きいですよね。
僕は、健康保険証を会社に返していたので手続きが不要だったのですが、国民健康保険に加入していて保険証を持っているなら別途手続きが必要なので、ご注意ください!
③国民年金の支払いが未加入が可能に
これは、任意で加入は可能なのですが、支払う義務自体がなくなります。
この、国民年金を支払わなくて済むようにするための「国民年金の未加入手続き」は、住民票を抜く手続きとは別に必要でした…。
会社員辞めて、日本から
住民票を抜く方へ。少なくとも僕は
住民票を抜いて、国民年金の
未加入手続きは別で必要でした。・厚生年金→国民年金への切り替え
・国民年金の資格喪失の手続きは自分で
やらなきゃいけなくて。忘れていると海外いる間に
督促状届いちゃうみたい。#NZワーホリ前メモ— しん|トラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) 2019年5月7日
これも説明が長くなってしまうので、最後の注意点にまとめますね!
住民票を抜くデメリットとは?
もちろん、いいことばかりではありません!
支払うべきお金が減る一方で、住民票を抜く上でのデメリットもあります。
ここを完全に理解して、問題ない!と思ったら住民票を抜いて全く問題ないかと!!
①年金受給額が減る
支払う年金が減る、、、ということは、将来もらえる年金が減るということ。
まあ、僕(2019年時点で26歳)が将来年金もらえるなんて保障なんてどこにもないし、ココは別に僕は気にしませんでした。
とはいっても帰国後に支払わなかった分の年金を支払うということも出来るし、その分老後も稼げるだけのスキルを身につければいいし、いくらでもカバーできることかと!
てことで、これは問題なーし!
②保険が10割負担になってしまう
保険証って医療費を70%OFFにする魔法のカードなんだ…!
そう思いました。笑
というのも、僕は4/2に住民票を抜いた後に1回歯医者に行かねばならず…。1回の治療が5,000円近くになり、泣きそうになりました。
ま、けど住民票出してからほとんどの方はすぐに海外へ行くだろうし、保険証を持っていても問題ないかなあ。なんて思います。海外で起きたトラブルも領収書など証明書があれば、一部負担になるそうですが、海外用の保険やクレジットカードの保険でカバーすれば問題ないですよね。
なので、これもほとんど問題なし!
その他
・失業保険を受けられなくなる
・銀行の口座を開設
・クレジットカードの発行
の影響がありますが、会社員の間に銀行口座やクレジットカードも作っておけばいいし、失業保険はすぐに海外に出る方がほとんどなので、問題ないかなあ。
なので
大きいデメリットは
・年金受給額が減る
(対策:帰国後に支払い直す、その分稼げるような仕組み作り強引か)
・保険が10割負担になってしまう
(対策:海外にいる間は海外旅行保険に加入、帰国後は住民票を戻し、国民健康保険加入)
の2つ!!
住民票を抜く際の注意点とは?
住民税の免除は1年以上滞在が必要!
先ほど書いた注意点について詳しくこちらで書いていきますね。
まず1つ目。
住民税が免除されるのは、住民票を抜いた年ではなく、次年度。
この住民税の仕組みはめちゃくちゃ面倒で、、、例を挙げるとすると、2019年の住民税は2020年1月1日住民票がある場所に、2020年の6月〜2021年5月の間に支払うという仕組み。(一括でも支払えますが、4分割でも支払いが可能です。)
なので、ワーホリを受ける期間は前年の住民税が発生してしまうんです。退職後に多額の支払いが…というのはこの住民税のことですね。ご注意ください。
そして、もう一個注意せねばならないのが、1年以上海外にいないと支払いが発生してしまうということ。
1年未満だと、しっかり請求が発生するので、必ず1年以上の滞在で。おそらくほとんどの方が1年経つか経たないくらいの時に出国すると思うので、帰るときはどこかの国で立ち寄ってから帰国すると◎!
帰国の日時確認のため入国時のスタンプを確認されることも場合によってはあるそうです。【1年海外に転出していたという証明のため】必ず帰国の際は、スタンプをもらうようにしましょう!
国民年金は手続きが必要!
会社員を辞めてからすぐ住民票を抜くのであれば、住民税及び国民健康保険の手続きは特段必要ありません。
・・・が!国民年金は別途手続きが必要なんです。
役所の方にカマかけて、「日本から住民票抜いたら、国民健康保険と国民年金の手続き何も必要ないんですよね?」って聞いたら(性格悪)「何もいりません」と言われて。
そう勘違いしている方もいるから注意だなあ。と。
何も手続きしない
↓
自動的に国民年金に加入
↓
支払いが発生となるみたい。
— しん|トラベルコンテンツメーカー (@tabasco0914) 2019年5月7日
役所の方も理解していない方もいるようで…、住民票を抜けばなんの手続きもいらないと思っている方もいるので、ご注意を…。
人によるかと思いますが、基本的に「手続きしなければいけない」と思っておくと良いかと思います。
基本的に
・(会社員の時の)厚生年金→国民年金への切り替え
・国民年金の喪失手続き
は自分で行わなければなりません。
年金事務所の方に聞いたので、間違いありません。
なのでこの手続きをしていないと、年金事務所が、厚生年金から国民年金の切り替えをするものの、喪失手続きはされないので、請求書が届いてしまう。
ということが起きるんです。意外と多いそうで…。
私、督促状届いちゃってた人です✋
年金の封筒って督促レベルで色が変わるんですけど、あと一歩で財産差し押さえ色でした💦日本住んでないのにってビックリしましたが、年金事務所で住民票抜いた月に遡って申請できたので良かったです👍
年金の喪失届けは絶対忘れちゃいけない事項の1つですね🙂!!
— Hannah 韓国🇰🇷生活&南米🇧🇷バックパッカーの記事更新中 (@_____hannah77) 2019年5月7日
というリプをもらいました!遡って申請はできるようですが、海外いるときに督促状届いたら変な汗書いてしまうので(笑)、ぜひ日本で済ませましょう。
年金手帳、身分証、印鑑、離職票があればかなりスムーズ!
マイナンバーは返納しよう!
僕も、このブログ記事を書いてて知ったのですが、マイナンバーも返納の必要があります。
- Q3-19 海外へ転出する際はマイナンバーカードや通知カードは市区町村へ返納が必要でしょうか。
- A3-19 マイナンバーカード・通知カードどちらも返納が必要です。
ただし、国外転出後にマイナンバーカード・通知カードは失効しますが、当該カードを返納した者がマイナンバーを把握する手段を確保するため、当該カードの返納を受けた市区町村長は、国外への転出により返納を受けた旨を表示し、当該カードを返納した者に還付します。(2015年9月回答)引用元:https://www.cao.go.jp/bangouseido/faq/faq3.html#q3-19
返されるそうですが、これも忘れずに。
また、完全なる余談ですが、僕が行くニュージーランドでは銀行口座を作る際にマイナンバーも必要だそうで。国によっては必要なこともあるようなので、マイナンバーはスマホで写メって出国すると無駄がなさそうですね!
無駄なくワーホリへ行こう!
ということで、今回の記事ではワーホリ出発前の住民票を抜くということに関して詳しく書きました!
将来もらえる年金をもらいたくない!
日本の保険は使える方が良い!
という以外は、住民票を抜く方が断然お得。
住民票を抜くデメリットの対策は明確なので、心置きなく住民票を抜いてきてください!(笑)
以上、トラベルコンテンツメーカーのシン(@worldtips0106)でした!